海外から来た方へのプレゼントにもまりもの枯山水

阿寒湖と聞けば、最初にマリモを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? 国の特別天然記念物に指定されているマリモを、アイヌの人々は「トウラサンペ(ウロウロするもの)」とか、「トーカリップ(沼を転がるもの)」と呼んだりしてきました。

そんなマリモを枯山水と融合させたのが、こちらのアイテム。 取り扱い説明書は日・英の2ヶ国語表記なので、 海外から来た方へのプレゼントにもオススメです!

やってみよう!マリモ on 枯山水

かわいい木箱に入っています

木箱を開けると…

マリモを始め、
全てのキットが入っています。
砂、石、折り鶴等を、
自分のセンスの赴くままに並べて…

最後にマリモを載せたら完成です

阿寒湖のマリモとなった、 ふたりの恋の物語

そして阿寒湖では、死してマリモとなった、男女の切ない恋の物語が、昔から親しまれてきました。

昔々その昔、阿寒湖畔の小さな村に美しい娘セトナがおりました

セトナは長老の娘で、父親が定めた男と結婚する約束がありましたが、 村の青年マニペといつしか恋仲となってしまいました。

身分の違いもあり、2人の恋はついにかなわず、 やがてセトナは約束の男と結婚せざるを得ませんでした。

しかし、セトナはマニペを忘れることができず、 婚礼のその夜、遠くから聞こえるマニペの美しい葦笛(あしぶえ)の音色に 誘われて2人は丸木舟で月淡き(あわき)湖に漕ぎ出していきました。

この世で結ばれぬ運命を、故郷(ふるさと)の湖底に結ぼうと 身を投げたのでした。

こうして、美しい娘セトナと青年マニペの激しい恋の魂は、 マリモの形へ姿をかえ、湖の中で永遠に生き続けていると伝えられています。

2人の深く清い心を知った村人も、2人の幸せを末永く祈ったそうです。

この物語に思いを馳せながら、 カップルで作ってみるのも良いかもしれませんね!

マリモは、神様ですか?

いやいや、マリモは、違うよ。 アイヌとしては、神様として扱ってきたことはないね。

でも、アイヌには分からないけど、何か役目があるんだろうな、とは思っているよ。 どんなものだって、神様から、役目があって地上に降ろされているからね。 だから、マリモの邪魔はしないし、いじめたりもしないけど…

あまり気に留めていないかな。。